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世界初!鮭かまぼこの製造に成功2017.3.6

かまぼこ業界には、これまで不可能とされてきた二つの定説がありました。それは、

  1. 1.鮭のすり身100%のかまぼこは作れない(できたとしてもボソボソの食感で、とても商品にはならない)
  2. 2.全てのかまぼこは冷凍保存できない(解凍後はボソボソの食感で、元の味を保てない)

この二つの不可能を、ナノコンを使って世界で初めて、しかも同時に可能にしたのです。場所は福島県南相馬市、新田川(にいだがわ)鮭蕃殖漁業協同組合です。

新田川の鮭は、背中から腹にかけて黄金色の黄肌(きはだ)という特徴を持っています。徳川幕府は、早くからこの川の有望なことに目を付け、沿岸漁民に漁の特典を与えると共に、運上川と称して漁獲収入の中から、1か年八両三分を幕府に上納させていました。しかし、当時の八両三分の運上金(税)の調達は、藩にとっても容易なことではなかったため、魚での物納を請い、鮭816本をもって代納したとあります。

現在の新田川鮭蕃殖漁業協同組合の遠藤利勝組合長の元を、宮城県塩釜市で笹かまぼこの製造を行っていた安部利徳さん(現漁協顧問)が突然訪ねてきたのが6年前。「鮭のかまぼこを作ってみないか」と、唐突な申し出に、遠藤さんは戸惑ったそうです。その後、二人は、時にはぶつかりながら鮭かまぼこの試作に没頭しましたが、なかなか思ったような品質は作り出せないでいました。

そのニュースを聞いた私は、すぐナノコンを持って試験に参加し、初回で全ての課題を一発クリア! 蒟蒻屋本舗の櫻井社長も、東日本大震災被災地の復興支援にと、全面的に協力されています。